第3部 その他の一般諾行事 第12節 結婚記念日 結婚記念日は、左記の結婚暦にあるように多数あるが、普通取り上げられているものは、25年目の銀婚式と50年目の金婚式、75年目のダイヤモンド婚式の3つである。 結婚暦 1年目=綿婚 2年目=紙婚 3年目=革婚 4年目=花実婚 5年目=木婚 7年目=絨婚 10年目=錦婚 13年=レース婚 15年目=水晶婚 20年目=陶器婚 25年目=「銀婚」 30年目=真珠婚 40年目=紅玉婚 45年目=絹婚 50年目=「金婚」 75年目=「ダイヤモンド婚」 以上の諸式は、結婚後夫婦ともに健在でその日まで生活している者が、その日を期して、守護してくださる神に対し、感謝をささげる式である。 例 銀婚式(金婚式も同じでよい) 賛美 聖歌 292「きょうまでまもられ」 同 229「おどろくばかりの」 同 608「イエスはわがいのち」 同 468「歌えどつきせぬ主のほまれ」 聖書 詩篇23篇(結婚式の項にある。) 詩篇91篇 1 いと高き方の隠れ場に住む者は、全能者の陰に宿る。 2 私は主に申し上げよう。「わが避け所、わがとりで、私の信頼するわが神。」と。 3 主は狩人のわなから、恐ろしい疫病から、あなたを救い出されるからである。 4 主は、ご自分の羽で、あなたをおおわれる。あなたは、その翼の下に身を避ける。主の真実は、大盾であり、とりでである。 5 あなたは夜の恐怖も恐れず、昼に飛び来る矢も恐れない。 6 また、暗やみに歩き回る疫病も、真昼に荒らす減びをも。 7 千人が、あなたのかたわらに、万人が、あなたの右手に倒れても、それはあなたには、近づかない。 8 あなたはただ、それを目にし、悪者への報いを見るだけである。 9 それはあなたが私の避け所である主を、いと高き方を、あなたの住まいとしたからである。 10 わざわいは、あなたにふりかからず、えやみも、あなたの天幕に近づかない。 11 まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。 12 彼らは、その手で、あなたをささえ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにする。 13 あなたは、獅子とコブラとを踏みつけ、若獅子と蛇とを踏みにじろう。 14 彼がわたしを愛しているから、わたしは彼を助け出そう。彼がわたしの名を知っているから、わたしは彼を高く上げよう。 15 彼が、わたしを呼び求めれば、わたしは、彼に答えよう。わたしは苦しみのときに彼とともにいて、彼を救い彼に誉れを与えよう。 16 わたしは、彼を長いいのちで満ち足らせ、わたしの救いを彼に見せよう。 祈祷 慈愛に富みたもう父なる御神よ、私たちは心から主の御名をあがめ、賛美と感謝にあふれる者です。 全能の御父よ、いま御前にある愛する兄弟と姉妹を、さきに信仰に導いて尊い御救いの恵みを与え、かつこの兄弟のためにこの姉妹を、この姉妹のためにこの兄弟を選んで、ご摂理のうちに今から(25年)前、緒婚生活に入らせて今日に至らせてくださいました恵みを深く感謝いたします。 ご恩寵によって今日まで信仰の道をたどってまいりました。その間、幾たびか苦難を通り、悪魔の誘惑に遭遇しましたが、折にかなった助けを与えられ、常に聖霊の御導きとご保護によって災を免れ、危険から救われ、病をいやされ、神の愛のうちに守られてきましたことを感謝いたします。 私たちの世にあってなしたことはすべてむなしいことですが、「ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから」とみことばにあるように、小さい者の信仰生活を御前において覚えてくださる恵みを深く感謝し、ただひたすらに御名をあがめます。かくして主の御許しのある時まで、また主のご再臨のその時まで、私たちが信仰の道を迷わないように、なおも聖霊の御守りとご指導とを切に祈ります。 主よ、願わくは結婚によって結ばれた果実である子供たちとその一族の上に、「恵みを千代にまで施す」とのみことばのように、御祝福を豊かに与えてくださいますように。主の御名によってお祈りいたします。 アーメン。 勧告(あるいは感話) 祝辞 証言(本人たちのあかし、体験談等) 祈祷 賛美 聖歌 483「われは主にありて楽し」 同 638「やがて天にて」 頌栄 祝祷(祝祷の項例2を用いてもよい。) 願わくは主なんじらを恵み、なんじらを守りたまえ。願わくは主その御顔をもてなんじらを照らし、なんじらをあわれみたまえ。願わくは主その御顔を上げてなんじらを顧み、なんじらに平安を与えたまわんことを。 アーメン。